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年頭挨拶



 組合員並びに地域の皆さまにおかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

 昨年は改正農協法の施行や日本初のマイナス金利政策導入、米国では大統領選でトランプ氏が勝利するなど、世界、日本、JAにおいて、時代の変わり目となる出来事が相次いだ年でありました。

 農業・農協改革につきましては、JAは一昨年より総力を挙げて自己改革を進めている所でありますが、昨年11月に規制改革推進会議が自己改革をないがしろにするような「農協改革に関する意見」を発表し、大きな混乱を呼びました。JAグループの猛反発もあり、結果的には政府・与党内の調整で提言はほとんどが却下されましたが、民間への不当介入ともいえる今回の提言と、またこのような組織が関わる日本の政策決定の在り方には強く問題を感じる次第であります。いずれにせよ、JAは今後も組織を結集し、「農は国の基」であることを念頭に、消費者を含む多くの国民から協同組合の意義について深く理解を得ながら、これまで以上に自己改革を進めて参る所存です。

 TPP交渉におきましては、米国のトランプ次期大統領が脱退を表明し、発行が極めて困難な状態となっております。今後は再交渉や日米FTAによってさらなる譲歩を強いられる懸念もあり、政府に対しては再交渉の拒否や中長期的な対策の継続実施を訴えていく必要があります。

 さて、28年産の越後ながおか米におきましては、全体1等米比率78.7%と品質面では目標に及びませんでしたが、収量は多く、また全国の米コンテストでも越後ながおか米が非常に高いレベルの成績を残すことができました。今後もエコ・5-5運動を中心に、高品質米の安定生産を目指して取り組んで参ります。

 平成29年度は「第5次中期計画」の実践最終年度にあたります。自己改革の3つの基本目標「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の実現に向け計画の着実な実践を進めるとともに、実践内容を総括し、次期中期計画を策定して参ります。

 農業者の所得増大、農業生産の拡大に向けては、稲作では実需者との結びつきを強化し、生産者の所得確保につなげて参ります。園芸では選果、物流を行う園芸拠点施設の整備を行い、さらなる園芸振興に努めて参ります。

 地域の活性化に向けては、地域の要となる担い手の発掘と、食農教育で活躍する青年部・女性部活動の活発化、支店協同活動などに力を注いで参ります。活動を通じ多くの方々と交流を深め、協同組合への理解を広げていきたいと考えております。

 より良い生活を確保するためには、安全に暮らせること、環境に適合していること、経済が確保できていることなど、バランスが取れた状況を作り出す必要があります。組合員のよりよい生活をめざし、本年は、組合員と共に行政を含めた協力体制を作りながら、協同の力で新たな時代を切り開いていきたいと考えております。

 本年もより一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、年頭の挨拶といたします。

平成29年1月1日

越後ながおか農業協同組合
経営管理委員会会長 鈴木金次